自然素材住宅とは?

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

健康によい家づくりに欠かせない自然素材住宅

自然素材住宅とは、その名の通り、建材や資材など自然由来の素材を使って建てた家のことです。

家づくりにおける自然素材とは、具体的にいうと「無垢材の床」や「漆喰壁」、「セルロース」などです。

 

ただし、自然素材住宅というものは、厳密な定義は未だ存在しないので、施工会社によってその内容に差があることもあります。

 

自然素材住宅に住むメリットって?

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

自然素材住宅に住むメリットは、主に以下のようなものが挙げられます。

 

・調湿効果があるからカビやダニを発生させない

・シックハウス症候群の原因となる化学物質を発生しないから健康的な暮らしができる

・見た目もおしゃれ

・断熱、調湿に優れているから一年中快適な室温を保てる

 など。

 

これに加え、よく言われるのが「自然素材住宅は掃除がしやすい」ということ。

自然素材住宅だと、無垢材などデリケートな素材を使用しているため「お手入れが難しいのでは?」と思っていた方も多いと思います。

一体なぜ、自然素材住宅だと掃除がしやすいのでしょうか?

自然素材住宅はビニールクロスを使わないから!

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

一般的な住宅だと、壁材はおそらくビニールクロスを使用していますよね。

ビニールクロスというのは、静電気が帯電しやすいため、ホコリを寄せ付けてしまいます。

すると、掃除機をかけてもかけても、ホコリが発生し、カビやダニの原因になってしまうのです。

 

しかし、自然素材住宅の場合は、漆喰や珪藻土と言った自然由来の成分で作られた「塗り壁材」を使用するので、静電気を発生させることがありません。

これにより、ホコリが溜まりにくくなるので、壁や床の掃除がしやすくなるのです。

床の隅に綿埃が溜まりやすいと悩んでいる方は静電気のせいかもしれませんよ。

自然素材住宅は空気が乾燥しにくいから!

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

自然素材住宅で使用されている漆喰や珪藻土といった塗り壁材は、「呼吸する壁」と呼ばれているほど、調湿効果が高いと言われています。

そのため、除湿器や加湿器に頼らなくても、一年中湿度を快適な状態に保ってくれます。

湿度が高い、空気が乾燥する…というのは、私たちの体に負担がかかるだけでなく、掃除の面でもデメリットです。

それは、空気が乾燥すると静電気が発生しやすくなるから。

 

温度が20℃以下、湿度が20%以下だと、静電気が発生しやすくなるので、ホコリやウイルスが空気中に浮遊しやすくなるのです。

浮遊したホコリが静電気を帯びているビニールクロスの壁に付着することで、壁の表面が黒ずんだり、綿埃を発せさせたりしてしまいます。

湿度が安定している自然素材住宅であれば、このような空気の乾燥が起こりにくいため、ホコリが部屋中に舞い上がってしまうことがありません。

 

赤ちゃんや小さな子供がいる家庭だと、ホコリによるアレルギーが気になりますよね。

自然素材住宅なら、壁や床にホコリを寄せ付けず、舞い上げる心配もないので、安心して暮らすことができますよ。

ホコリを掃除せずにそのままにしておくとどうなる?

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

ビニールクロスを使用した家は、静電気によってホコリが溜まりやすいので、掃除がしにくいだけでなく、健康面でも害を及ぼす可能性があります。

ホコリの正体は何?

綿埃という言葉があるとおり、ホコリはフワフワとしたゴミの塊のようなもの。

 ホコリの正体は、

 ・布団や衣服の繊維くず

・紙くず

・皮脂やフケ

・花粉

・砂や土

 など。

 

これに、カビやダニ、菌やウイルスが混入することで、室内の空気を汚してしまうことがあります。

 もちろん、これらの有害物質が浮遊する空気を吸うことで、アレルギー性鼻炎や喘息などを引き起こしてしまうこともあります。

空気と言うのは、目に見えないものですから、知らず知らずのうちに健康を害している可能性もあるのです。

 

ホコリをそのままにしておくと…?

ホコリが溜まる場所を掃除しきれずにいると、先述したような健康被害を及ぼすだけでなく、せっかく真っ白できれいだった壁も黒ずんでしまうことがあります。

 

特にテレビや冷蔵庫の裏の壁は、ホコリ汚れが付きやすいもの。

模様替えで家具の場所を移動したら、壁が黒く汚れていたということもあるでしょう。

これは、静電気がホコリを寄せ付け、周囲の汚れを吸着してしまうからです。

そこには、雑菌やカビなども付着するので、見た目はもちろん、衛生的にも好ましくありませんよね。

 

 自然素材を使った漆喰壁であれば、そもそも静電気を発生させないので、このようにホコリや汚れを吸着させることがありません。

 いつまでもきれいな真っ白い壁をキープすることができるので、壁の汚れを入念に掃除するという手間を省くこともできます。

真っ白な壁は、部屋を明るくしてくれます。

清潔感もキープしてくれるので、自然素材の漆喰の素晴らしさを感じることでしょう。

自然素材の漆喰の壁は掃除も簡単!

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

自然素材住宅で使用されている漆喰壁は、ビニールクロスよりもお手入れが難しいと思う方もいますよね。

漆喰特有の凸凹の壁に、ホコリが溜まってしまうのでは?と不安になる方もいるかもしれません。

 

しかし、漆喰の壁はビニールクロスのように静電気を発生させないため、ホコリによる汚れを気にすることがありません。

特別な掃除をしなくて良いのは、主婦にとってはありがたいことですよね!

 

しかも、漆喰には「自浄作用」があるので、たとえコーヒーなどをこぼしてしまっても、時間の経過と共にシミが薄くなっていくのです。

面倒な掃除を省くことができるだけでなく、真っ白な壁の美しさをキープできるのは自然素材ならではの良さと言えるでしょう。

 

自然素材住宅で掃除も時短!ラク家事生活をしよう

自然素材住宅はホントに掃除がしやすいの?お手入れしやすさの秘密とは?

働く女性も増えた今、なかなか掃除の時間をゆっくりとるというのは難しいもの。

日常的な掃除の時間を省くことができれば、その分、家族と過ごす時間を大切にすることができるでしょう。

自然素材住宅なら、ホコリを寄せ付けない漆喰壁なので普段の掃除も楽々。

真っ白な壁は、見ていても気持ちがいいものですね。

 プラス調湿効果があることで、お部屋の湿度も一年中快適!

お家での時間がより心地よいものになるでしょう。

 

私たち無添加計画の家づくりでは、自然素材にこだわり、住む人の健康や快適さを追求しています。

家というのは、単に寝る場所ではなく、暮らしそのものを表します。

いかに充実した住まいであるかが問われる時代。

皆さんも自然素材住宅で、日々の暮らしを快適なものにしましょう。