家のこと(新築)
2022.3.01. TUE
吹き抜けがある家のメリットデメリット!後悔しないためにできる3つの工夫
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吹き抜けのある家は工夫次第でより快適に!
住宅雑誌などでよく見かける吹き抜けのある家。
吹き抜けとは、1階から続く2階や3階部分の床スペースがなく、天井までそのまま続いている構造のことを言います。
吹き抜けがあるだけで、空間に広がりが生まれ、とても開放的になるんです。
しかしその一方で、エアコンが効きにくいから光熱費がかかりそう…などのような不安もありますよね。
今回はそんな吹き抜けのある家づくりのメリットやデメリットについて詳しくご紹介します。
デメリットをカバーできるよう、家づくりにちょっとした工夫を取り入れれば、より快適に暮らすことができますよ。
吹き抜けのある家に住んでみたいという方は、是非参考にしてください。
吹き抜けのある家のメリットは?
誰もが憧れる吹き抜けのある家。
もしそんな素敵な家に住めたら…と思うとワクワクしますよね。
まずは吹き抜けのある家のメリットからご紹介します。
メリット①圧迫感がなくなり開放感が出る
吹き抜けのある家は、上下階の境界線がなくなり、天井がとても高くなるので、圧迫感がないのが何よりものメリット。
上を見上げた時の開放感は格別です。
敷地面積や予算の関係で、どうしてもリビングが狭くなり、圧迫感があるという方こそ、吹き抜けリビングを取り入れてみましょう。
メリット②自然光が取り入れやすいから部屋が明るい
2階壁や天井付近に窓をいくつか設けることで、日中は自然光が入り、室内が明るくなります。
高い位置から日差しを取り込むので、部屋が狭かったり南側が塞がっていたりするような土地でも、部屋の奥まで陽の光を取り入れることができますよ。
お天気の良い日は、日中は照明をつけなくても室内が明るいので、電気代の節約にもなるでしょう。
メリット③家族の存在を感じやすくなる
2階との境がないことで、空間が1つの共有されたスペースに。
吹き抜け部分を見上げたり、見下ろしたり…と、いつも家族の存在を感じやすいのもメリットの1つです。
家族の楽しそうな話し声が聞こえてきたり、キッチンから美味しそうなニオイがしてきたり…と、家族の距離が縮まれば自然とコミュニケーションがとりやすくなりますね。
特に小さな子供がいるお家であれば、子供の様子を把握しやすいというメリットがあるでしょう。
2階部分の吹き抜けの廊下に勉強スペースを設けたり、子供たちの秘密基地を設けたりするのもおすすめですよ。
メリット④家のデザイン性がアップする
吹き抜けのあるリビングは、まるで雑誌やテレビで見るようなデザイン性が高いのも特徴です。
快適さはもちろん、そのおしゃれな空間に、招待された友人や親せきは大喜びでしょう。
さらにインテリアや照明にこだわることで、より一層おしゃれなお家に見せることができるので、こだわりの強い方におすすめです。
メリット⑤換気がしやすくなる
吹き抜けをつくると、日当たりだけでなく風通しも良くなります。
これは、上の階と下の階に窓を設けることで、高低差が生まれるからです。
風の通り道が作りやすくなると、自然と風が流れて行くので、換気がしやすくなります。
換気がしやすいということは、室内の汚れた空気やニオイが排出しやすくなりますし、なにより湿気・結露によるダニやカビの発生も防げるんですよ。
湿度が高く、ダニやカビが繁殖するような家は、建物自体の寿命も縮めてしまうので、風通しが良いということは大きなメリットとなるでしょう。
吹き抜けのある家のデメリットは?
イメージしていた通り、吹き抜けのある家には多くのメリットがありましたよね。
しかし、その一方で以下のようなデメリットを感じることも。
「吹き抜けを作って失敗した」なんて後悔をしないよう、デメリットについてもしっかり理解しておきましょう。
デメリット①メンテナンスが大変
吹き抜け部分の高い位置にある梁や窓などの掃除は、なかなか素人では難しいものですよね。
照明の電球1つ変えるのも一苦労ということも…。
場合によっては定期的に業者に依頼するなどして掃除や点検をしてもらうことも必要でしょう。
外注すればその分費用がかかってしまいますから、その点をあらかじめ視野に入れて吹き抜けを作るようにしてくださいね。
デメリット②2階の面積が狭くなる
吹き抜けを作ると、どうしても2階部分の床面積が少なくなるため、部屋数が減ってしまいます。
吹き抜けを検討する際は、どのような間取りにするのかもよく検討しておきましょう。
特に子供部屋は要注意です。
いくつあれば足りるのか?など、部屋数の割り振りや部屋の使い方についても考えておくと失敗が少ないかもしれません。
デメリット③家族の会話や物音が筒抜けになる
吹き抜けは、2階と1階の空間がつながっているため、どうしても話し声や物音が他の部屋に筒抜けになってしまいます。
在宅ワークなど集中したいときには不便さを感じることもありますね。
このデメリットを解消するためには、子供部屋や寝室の間取りを工夫したり、防音対策をしたりする必要があります。
家づくりをする際に担当者とよく相談し、不安をクリアにしておくといいですね。
後悔しないためにできる吹き抜けの家づくりの工夫
実際に吹き抜けのある家は暮らしやすさや開放感という意味でとても魅力的なのですが、その一方で音問題や光熱費の面について心配なこともたくさんありますよね。
少しでも後悔しないような家づくりをするためにはどうしたらいいのか、不安を解消するためにできる家づくりの工夫をご紹介します。
シーリングファンを設置する
吹き抜けのある家は、天井が高いのでエアコンが効きにくいという声を聞いたことがある方も多いですよね。
エアコンが効きにくいということは、その分電気代がかかってしまいます。
そのデメリットを解消する為には、シーリングファンを設置するのがおすすめです。
暖かい空気というのは、上へ上へと昇って行くため、どうしても天井付近に溜まりやすくなります。吹き抜けの場合、天井が高いため、1階のリビングで過ごす際は「寒い」と感じてしまうもの。
天井にシーリングファンを付け、空気を撹拌させれば、家中に暖かい空気を循環させることができるので、エアコンを過剰に運転させなくても室温を均一にすることができますよ。
家の断熱性能を上げる
吹き抜けのある家は、天井が広く風通しが良い分、寒さを感じる人も少なくありません。
その場合は、家そのものの断熱性を上げることで解消されますよ。
隙間なく断熱材を入れたり、断熱性能の高い建材を使ったりすることで、高断熱な家づくりが可能に。
外気温に左右されることがないため、室温を一定に保つことができるでしょう。
これは、冬の寒さ対策だけではなく、夏の暑さ対策にも共通して言えること。
高断熱な家は、暑さ寒さをシャットアウトすることができるので、真夏の暑い時期も部屋の中はとても快適なんです。
私たち無添加計画では、気密性や断熱性にこだわった家づくりをしており、1つ1つの建材や工法に、しっかりとしたエビデンスを持って取り組んでいます。
床材には無垢材を、壁材には漆喰を、内断熱材には隙間なく施工できるセルローズファイバーを。耐久性にも優れたネオポールを外断熱材として使うなど様々な工夫がされています。
住んでみればその良さがきっとお分かりいただけるはずですよ。
樹脂窓を取り入れる
実は吹き抜けを北側に設けた場合、窓に結露が生じやすく、カビやダニの原因になることがあります。
そこでおすすめなのが断熱性の高い「樹脂窓」です。
樹脂窓に使われている樹脂フレームは、アルミに比べて熱を通しにくいため、外気温に左右されることがありません。
さらに複層ガラスで、断熱効果もアップしますから嫌な結露を抑えてくれます。
この樹脂窓は、主に寒い北欧や北米などの地域でよく使われている窓で、非常に断熱性が高いことから、室内の暖まった空気が外に漏れ出る心配もなく、逆に外の冷気が入り込む心配がないんですよ。
家族の絆が深まる吹き抜けのある暮らしを楽しもう
吹き抜けは、今回ご紹介したようにメリットデメリットの双方があります。
しかし、デメリットをカバーするよう、様々な工夫をすれば、より快適な暮らしができるでしょう。
私たち無添加計画がつくる吹き抜けのある家は、暖かさと暮らしやすさが自慢!
実際に住んでいる方からも、吹き抜けの開放感や風通しの良さを感じて頂いています。
さらに、漆喰や無垢材の吸放湿効果や断熱効果によって、快適さもプラス。
家族みんなが自然と「帰って来たくなるような家」になりますよ。
ぜひ皆さんも、吹き抜けのある家の不安を解消し、快適な暮らしを手に入れてくださいね。
COLUMN
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