家づくりを依頼する会社は大きく分けて3つ

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

家づくりをしようと思い立って、まず考えなければならないのが施工を依頼する会社選びですよね。服やバッグを購入するのとは違って、注文住宅の場合は見た目だけでなく耐久性や住みやすさ、コストやアフターメンテナンスなどについても考慮しなければなりませんから「どこに依頼しよう?」と悩んでしまう方も多いでしょう。

 

家づくりを依頼する会社は大きく分けると以下の3タイプがあります。

・工務店

・ハウスメーカー

・建築事務所(設計事務所)

 

どれもそれぞれの良さがあり、会社ごとに特色が異なります。

一体どこに依頼したら自分たちの家づくりが実現できるのか?次節より、それぞれの会社の特徴とメリットデメリットをご紹介します。

家づくりを工務店に依頼するメリットデメリット

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

工務店とは、地元密着型の中小規模の建築会社のこと。

ただし、ひと言で「工務店」と言ってもその運営方法や営業スタイルは様々で、大手のハウスメーカーから施工のみを請け負っている“下請け”のような会社もあれば、建築士がいて設計~施工までを請け負ってくれる会社もあります。

気になる会社がある場合は、どのような規模でどこまで面倒を見てくれるのかを事前に確認しておくことが大切かもしれませんね。

【工務店で家づくりをするメリット】

地域密着型の工務店の場合、その地域の気候や風土、地盤などに詳しいというのが最大のメリット。「このあたりは冬の寒さが厳しいから断熱性や気密性を高めた家づくりが良い」などその地域に見合ったプランをしてくれることがあります。

また、地産地消の家づくりを推奨している会社も多いのも特徴です。その土地の風土に合った木材を使用することで、耐久性が安定したり輸送コストを削減できたりするメリットがあります。

 

加えて、ハウスメーカーに比べてデザインや間取りの自由度が高かったり引渡後も親身になって修繕の相談にのってくれたりすることが多いのも嬉しいポイント。メンテナンスはもちろん、入居後のトラブル等にも柔軟に迅速に対応してくれるかもしれませんね。

【工務店で家づくりをするデメリット】

地域に根付いたスタイルが魅力の工務店ですが、逆に言えば全国規模の大手ハウスメーカーに比べて施工エリアが限られてしまうという面があります。

「この会社に家づくりを依頼したい」と思っていても、場合によってはかなわないこともあるでしょう。

 

また、すべての工務店がそうではありませんが、一定のクオリティを保つハウスメーカーに比べると担当者によって品質にバラつきが生じることもあるようです。

家づくりを依頼する工務店を決める際は、担当者が親身になって相談にのってくれるかだけでなく、見学会などを通して実際に施工した建物を見て見極めるといいかもしれません。

家づくりをハウスメーカーに依頼するメリットデメリット

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

ハウスメーカーは、よくCMなどでも目にするような全国規模の会社が多いのが特徴的。“有名な会社だから”という点においては、地元密着企業に比べると安心感があるかもしれませんね。

住宅展示場やモデルハウスを保有しているケースも多いので、完成後の建物の様子がイメージしやすいのもハウスメーカーの特徴でしょう。

【ハウスメーカーで家づくりをするメリット】

地元密着型の工務店が多いなか、ハウスメーカーは全国規模の会社がほとんど。そのため施工エリアが広いのが大きな魅力です。また、大手ならば倒産のリスクも低いので安心して家づくりに集中できるでしょう。

住宅は建てて終わりではなく、その後の生活が何十年も続きます。数十年後に依頼した会社がなくなっており、どこにメンテナンスを依頼すればいいの?と悩む心配もありません。

また、ハウスメーカーの場合は家づくりの流れがシステム化しているため、着工から引渡しまでがスムーズに行われることがほとんど。標準仕様としてある程度定められているので、プランニングも効率よく行えます。

【ハウスメーカーで家づくりをするデメリット】

ハウスメーカーの最大のデメリットは、工務店や建築事務所に比べて自由度が低いところ。ある程度仕様が決まっていますから、せっかくなのでこだわりたいという方には物足りなさを感じてしまうかもしれません。

オプションを付ければどんどんコストが上がっていく…なんて心配もあるでしょう。

また、建材を大量仕入れすることができるため原価を抑えることはできますが、その分、広告宣伝費が多くかかっているため、建物の価格設定が高いこともあるようです。

 

家づくりを建築(設計)事務所に依頼するメリットデメリット

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

建築事務所(設計事務所)とは、一級建築士や二級建築士など資格保有者が運営している事務所のことで、デザインを重視している“アトリエ型”の建築事務所もあればデザイン性だけでなく快適さや機能性をプラスしてプランニングしてくれる事務所など様々です。

いずれにしても自由度が高いため、自分好みの家づくりをしていきたい人に向いているでしょう。

【建築(設計)事務所で家づくりをするメリット】

建築事務所は、設計士が完全オーダーメイドで家づくりを行うのが最大の特徴です。「こんな家に住みたい」「こんな設備が欲しい」など細部にわたってこだわりたい方におすすめです。

デザインのプロが設計しますから、外観や間取りも個性を活かせるつくりができます。雑誌などで目にするような、おしゃれな家づくりに興味がある方は、一度建築事務所でプランを作成してもらうといいかもしれませんね。

【建築(設計)事務所で家づくりをするデメリット】

建築事務所の場合、ハウスメーカーと違って設計料というのを別途支払うことがあります。場合によっては設計料だけで高額になってしまうことも。

また、あまりにデザイン重視の家づくりだと、実際に住んでから住みにくいと感じてしまうこともあります。

ハウスメーカーに比べて自由度が高い分、「どのような家に住みたいか」イメージをハッキリさせておくかないとなかなかプランが決まらず、家づくりそのものが進まない…なんて恐れも。

建築事務所に家づくりを依頼するのなら、施工事例など詳しく調べておくと失敗が少ないですよ。

自分に合った家づくりを実現するための会社選びのポイント5つ

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

これまでご紹介したとおり、ハウスメーカーや工務店、建築事務所などそれぞれ特徴があり、ハウスメーカーだけでも何社も存在しますからどこに依頼すればいいのか悩んでしまいますよね。

一生に一度の大きな買い物ですから、信頼できる施工会社へ依頼したいもの。一体どのようなところに気を付けて自分に合った会社選びをすればよいのでしょうか。見極めるポイントについてご紹介します。

 

【工法や構造など思い描いていた家づくりが実現できそうか】

ひとくちに「家づくり」と言っても、その構造や工法は様々。木造なのか鉄筋コンクリート造なのかなどによっても予算はもちろん、必要な工期が違ったり耐久性が違ったりします。

また、その会社によって得意不得意があったり、家づくりのコンセプトが異なったりすることがあります。

 

ですから、まずは依頼する会社が自分たちの理想に合った家づくりを推奨しているかどうかを知ることが大切です。

家づくりノートを作成し、希望の間取りや取り入れたい設備などについてより具体的にイメージを膨らませておくと見極めやすいですよ。

 

安全な暮らしを支える「ハイブリッド構造」

【担当者とコミュニケーションが円滑にとれているか】

家づくりを依頼する会社の営業担当や設計士などとの相性も重要ですよね。何度も話し合いを重ね、より良いモノをつくろうと思えばコミュニケーションは必須になるでしょう。

 

打合せの際に一方的に会社側の考え方を押しつけてくるのではなく、細部にわたって希望を聞いてくれるか、自分たちの意見を汲んで提案してくれるかなどもチェックポイントです。また、質問や相談に対して迅速な対応をしてくれるか、誠実さなども確認しましょう。

 

家づくりは、依頼する会社と施主との「二人三脚」で行うもの。信頼できる相手かどうか、コミュニケーションが円滑にとれるかどうかはかなり重要です。契約前にしっかり見極められるといいですね!

【住宅性能は十分であるか】

家づくりは、完成させることがゴールではありませんよね。その後の暮らしが何年も続くことを想定し、デザインだけでなく「住みやすさ」「耐久性」という面でもこだわりたいもの。

 

現在では、

・気密性

・断熱性

・耐震性

などのほかに、高騰する電気代の負担を減らすために住宅の省エネ化を図る工夫がされる家づくりも人気が高まっています。

窓性能を高めたり、日射取得や日射遮蔽について計算し冷暖房効率を高めたりすることも住宅の省エネ化の一種です。

このように性能を重視した家づくりは、住む側にとっても暮らしやすく快適。ランニングコストを抑えることもできるため、長い目で見るととてもお得なんです!

 

しかし注文住宅を請け負うすべての会社が、これらの住宅性能について知識を深め、その重要性について理解しているとは限りません。

その会社がどれだけの性能を持つ住宅を建てられるのか、このあたりも事前にしっかりと確認しておくことが大事でしょう。

 

地震対策の一つ「耐震等級3」の取得

【引渡し後のアフターフォローが充実しているか】

引渡しの際に、基本的な部分については施主立会いのもと、施工不良がないか入念に確認したとしても入居後に不具合が生じることもあります。

そんなトラブルにも、迅速に丁寧に対応してくれるか会社かどうかも見極めるポイントの1つです。

 

一般的には国土交通省が定める「住宅品質確保法」という法律により、梁や柱など構造にかかわる部分や屋根や外壁など雨漏りにかかわる部分においては、引渡し後10年間の初期保証が受けられますが、それ以外にも独自のアフターサービスを充実させている会社は多くあります。

アフターサービスの充実度はもちろんですが、相談できる窓口が明確化されているか、親身になって相談にのってくれるかという点も重要ですよ!

【住宅完成保証制度へ加入しているか】

中小規模の会社だと、工事の途中で倒産してしまわないかなど気になる方も多いですよね。数千万という大きな買い物をするわけですから当然のこと。

そんな住宅会社への信頼度を図る目安となるのが、「住宅完成保証制度」です。

 

住宅完成保証制度とは一定の経営水準を満たしている会社が登録できる制度で、万が一建築途中に会社が倒産してしまった場合でも工事を引き継いでくれる会社を斡旋してくれたり、それによって生じた工事費の差額を一部補填してくれたりするものです。

 

この制度に加入している会社であれば、万が一のリスクを最小限に抑えられますから、安心して家づくりを依頼することができるでしょう。1つの目安として知っておくといいですね。

家づくりを成功させるには会社選びから!

家づくりはどこに依頼する?満足度の高い注文住宅を建てるためにおさえておきたい会社選びの方法5つ

注文住宅の場合、自分たちが思い描く理想の住まいを実現するためには会社選びがやはり重要です。

一概に、

「安いから」

「有名だから」

「口コミが良かったから」

というだけで選ぶと失敗してしまうこともあります。

 

家づくりは十人十色。

どのような家に住みたいか、より具体的なイメージを持つことで必要な設備や構造・工法が見えてくると思います。

そんな自分たちの家づくりをカタチにしてくれる会社はどこなのか?今回ご紹介したような様々な観点から見極めて会社選びをしましょう。

 

私たち無添加計画では、「生命と財産を守る家」をコンセプトとし、大切な家族を地震から守り、健康で安心して暮らせる家づくりを目指して素材や構造・工法にこだわっています。

 

もちろんアフターサービスも充実!自社での定期点検だけでなく、第三者機関による定期点検を実施し、10年先20年先…そして100年先の未来まで大切な家を守っていきます。

家づくりを検討中の方はぜひ一度、お問い合わせください。