気流止めリフォーム

気流止めとは、「壁内の空気の流れを作らないように作業すること」です。

一般的な在来工法で建てられた木造家屋の多くは、

• 壁と床が接合する部分
• 壁と天井が接合する部分
• 断熱材と断熱材の継ぎ目
• 断熱材と構造部材が突き当たる部分

上記などの箇所に隙間が生じています。

これらの隙間が床下から壁内、壁内から小屋裏（屋根裏）へと繋がることにより、壁内に空気の通り道ができてしまいます。

これにより、断熱材の効果が低下し、床下に溜まった湿った空気が壁内で結露を発生させ、柱や土台を腐らせてしまいます。

断熱材が無意味になるだけではなく、冬は室内の足元からも冷気が流れ込み、暖房器具を使っても、足元は冷たく頭上が温かい、という居心地の悪い状態が続きます。

また夏場は小屋裏が高温になります。気流止めがないと温まった空気が壁内に直接通じてしまうため、2階が小屋裏のような暑さになり、エアコンを切るとすぐに不快な暑さに戻ってしまいます。

このような状態を解消するため、隙間を遮断し、壁内の空気の流れを止めることを気流止めと言います。

気流止めを施工することで、壁内の空気が密閉され、温まった空気がその場にとどまることで冷暖房効率を向上させることができます。

一般的な在来工法で建てられた木造家屋の多くは、気流止めの対策がとられていません。

そのような家屋では、気流止めを施工することで5～6℃前後、夏は涼しく、冬は暖かくなることが想定されます。

無添加計画では、今お住まいの家屋がどんな工法で、どんな断熱材を使用しているか様々な条件をもとに、気流止めの施工や、断熱材の改修が必要か否か、ご予算を含めたご提案をさせていただきます。