2022.2.07. MON
窓(サッシ)のリフォーム
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窓のリフォームとは?
窓のリフォームとは、住宅で熱(暑さ・寒さ)の出入りが一番激しいと言われる窓の断熱性や気密性を向上させ、快適な室温を保つとともに結露を抑制するなどを目的としています。
冬の暖房時、窓からは58%の熱が室外へ流出しています。
夏の冷房時に至っては、71%もの熱が室内へ侵入してきます。
これではいくら冷暖房機器を使用してもなかなか暖かくならず、冷房を強くしても部屋が涼しくなるはずはありません。
住宅の基本性能の向上を考えたとき、窓をリフォームする事はとても重要になります。
また、窓のリフォームは断熱効果だけではなく、防音性や防犯性も高くなる効果が有ります。
なぜアルミのフレームが日本で多いのか?
日本にある既存住宅の窓の多くはアルミフレームに単板ガラス(ガラス1枚)が施工されています。諸外国では木か樹脂、もしくは木と樹脂、木とスチールの複合が主流のため、住宅の窓素材でアルミを使っているのは、日本位と言っても良いほど珍しいことなのです。
アルミは木や樹脂に比べて熱伝導率が1000倍もあるため、フライパンなどの調理器具にも用いられています。
このように熱の通りの良いアルミを、外気との境目となる窓に使用することは本来考えられない事ですが、工場での加工が楽で安価であったことを理由に、日本では急速にアルミサッシが普及したという歴史があります。
窓のリフォームの方法
窓のリフォーム方法は、大きく分けて3種類あります。
- 窓枠ごと交換する
- 二重サッシを取り付ける
- ガラスを交換する
①窓枠ごと交換する
既存の窓枠を取り外し、新たに窓枠を取り付けます。
現在の窓のサイズは各メーカー共通となっていますが、以前はメーカーごとにサイズが異なっていたため、既存の窓と同じサイズのものが無い場合、若干サイズが小さくなる場合があるのでご注意ください。
また、解体が伴い、補修費用も掛かるので、内外部の改装と合わせて行うことをオススメします。
②二重サッシを取り付ける
二重サッシを取り付ける場合は、既存の窓の解体が無いのでプラス費用が掛かりません。
単独での工事が可能ですが、窓のタイプが少なく、特殊な窓には対応が難しい事もあります。
③ガラスを交換する
ガラスのみをペアガラス、または優れた断熱性能を持つLow-Eペアガラスに交換します。
既存のシングルガラスを交換するだけなので、二重サッシ同様、窓を傷めず費用が低く抑えられます。
しかしガラスのみの交換なので、アルミサッシ本体部分の結露が増える可能性があります。
夏涼しく冬暖かい家を実現するために
窓のリフォームは、既存窓の性能、家全体の窓の枚数や配置、コストパフォーマンスなどを総合的に判断することをおすすめします。
場合によっては、窓のリフォームだけでは十分な結果=夏涼しく冬暖かい家が実現できないかもしれません。
窓のリフォームよりも、気流止めを優先したほうが良い場合もあります。
無添加計画では、窓のだけでなく、断熱の改修や気流止めを中心に、既存住宅全体の状態を踏まえ、どの部分にどの程度の、どんな施工をすれば涼しく暖かい家になるのか、優先度を考慮した「性能向上リフォーム」をご提案しています。
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