●家を建てようと思ったきっかけは？

御主人：ちょうど30歳くらいになったときに、賃貸も3～4年住んだ段階だったので、そろそろマイホームが欲しいなと思いました。ローンのこととかを色々考えた結果、タイミングとして今ぐらいかな？と思ったことがきっかけです。

●無添加計画の第一印象は？

奥様：最初入った時に、すごく木の匂いがしたのが印象的でした。無垢材を使っているという話で聞いていたので、こんなに違うんだなって思いました。もう何年か経っているのに、それでも木の匂いがするので、ここだったら住んでて気持ちがよさそうだなっていうのは感じました。

●こだわりのポイントは？

御主人：実家が狭い団地だったので、伸び伸び過ごせるようなリビングが良かったですね。あとはカウンターキッチンで料理をしながら話せる、そういうコミュニケーションがとれるというところを大事にしたかったです。

奥様：1階の家事室にクローゼットを置いたところですね。クローゼットが2階にある家って多いと思うんですけど、実家に住んでいた時とか、賃貸に住んでいた時とか、私は今まで全部1階で着替えとか準備をしていたので、どんな家にするか要望を決めてた時に、1階にその仕事着を置けるクローゼットを置きたいですっていう話をして、置いてもらいました。
あとは、広い玄関と、日当たりが良いリビングが欲しいと思っていました。

御主人：大きな吹き抜けの家を雑誌やwebで見て、これだな！と思っていて、天井が低くて開放感がないよりは、上を見渡せる、見上げられるような大空間がいいなという希望は最初からありました。

●完成した時の印象は？

御主人：設計図とか模型とかで見ていたものが、「こうなるんだなぁ。あ～完成したんだ。」という感じで、正直なところ実感があまり湧かなかったですね。

奥様：最初見た時は、「広～い！こんな広い空間の家に私達住めるんだ～」と驚きでした。吹き抜けの大きさも想像以上で、最初はただただ夢心地・・・そんな感じでした。

●住み心地は？

御主人：我が家はパッシブデザインで設計していただいているので、夏は直射日光が家に入りづらく、風が下から上に抜けていくような設計をしていただいているので快適ですし、エアコンも計1ヶ月くらい夏に使ったきりで、それで終わりました。

奥様：外はすごいジメジメとして暑い時期も、家の中は結構ひんやりしています。漆喰が水分を吸ってくれたりするので、夏でも割とひんやりした空気の中で過ごすことができて、「なんかずっと快適だな」と思っていました。
冬は、全く結露しなかったです。建てる前に、「この家は結露しません」と自信をもって言われていたのですが、「あ、本当にないんだ」と驚きました。

御主人：冬も、1ヶ月半くらいエアコンの暖房をつけたくらいで、それで生活ができていました。そういった光熱費の部分でも、住んでみて実力をさらに知った感じがします。

●大きめな地震がありましたが、揺れはどうでしたか？

奥様：家の中は何も被害はなかったです。造り付けでいろんな棚とかを作ってもらったこともあり、物が落ちてきたということも一切無かったです。地震に関しては、もちろん怖いのですが、心配はありませんね。

●以前の家と比べて、気持ちの変化は？

奥様：働く女性のみなさんに、声を大にしてお伝えたえしたいんですけど、ここに住んだら洗濯の仕方がすごく変わりまして、我が家では「洗濯革命が起きたな」と思っています。漆喰の壁が、湿気を吸って調節してくれるので、寝る前に洗濯して、寝る時に2階のフェンスのところに、いろんなものを干しておくと、翌朝か、さらに1日に経ったら乾いているんです。それがもう、すごく楽で。あと、洗濯物を外に干すというプライバシーな部分も解消できて、天気をまったく気にせず洗濯ができるようになったので、働く奥さんにとってはとてもいいと思います。ここは私が一番推したいところです。

●家づくりをお考えの方へアドバイスをお願いします

御主人：なんとなく過ごしがちな、夏は暑く、冬は寒い、埃が溜まって掃除が大変・・・そういう不満があるのは、そういう家だからであって、実は解決できることだと。そういう不満は家で解消できるんだ、ということを訴えたいなと思います。少なくとも無添加計画さんの家では。

奥様：家を建てるにあたって、今どういう生活をしているのか？今一度、生活を洗い出ししてみることをおすすめします。「コートは玄関に置いたほうがいいよね」とか、「玄関に仕事用の荷物を置いて、クローゼットは1階に置いて・・・」など、自分たちならではの生活の仕方があると思うので、今一度家族の皆さんの生活をちょっと考えてみる、振り返ってみるというのは大事なことだと思います。

御主人：あと、プランを決める際は、自身の希望や思っていることは全て伝えた方が良いですね。住宅に関する知識がなくても、なんでも希望を相談してみると、「それだったらこういうやり方でどうでしょう」というアドバイスをくれるので、「こういうやり方もあるんだ」という発見もあるかもしれません。希望は叶えていただけるものだと思って、とりあえず全て伝えると、きっと良い家、納得のいく家が建つと思います。