家のこと(新築)
2022.9.02. FRI
新築住宅に和室は必要?メリットやいまどきの家づくりにおすすめの和室の取り入れ方
NEW
家づくりに和室は必要?
新たに家づくりをする人にとって、和室は必要かそうでないか悩みの種となっていることもありますよね。
確かに近年では、マンションなどの集合住宅では全室洋室という物件も珍しくありません。
特に20~30代の若い世代では、テーブルにイスといった洋式スタイルの生活が主となっているため、和室の必要性を感じていないこともあるでしょう。
しかし、家づくりにおいて、和室は決して悪いものではありません。
あれば意外と活用できる便利なもの。
日本人だからこそ感じられる「イグサ畳」のいい香りを感じ、リラックスできるというのも1つですよね。
そこで今回は、和室を取り入れるメリットといまどきの家づくりに取り入れやすい和室の素敵なアイデアをご紹介します。
和室を家づくりに取り入れるメリットは?
まずは、和室をつくった場合のメリットについてご紹介しましょう。
日本にしかない”和室”の良さを知って、より快適な暮らしを実現させてくださいね。
【メリット①イグサの香りに癒される】
和室と言えば、畳。
畳と言えば、イグサのいい香りがしますよね。
天然素材のイグサには「フィトンチッド効果」があるため、その香りを嗅ぐことで気持ちが落ち着き、イライラ抑制やストレス軽減効果が期待できると言われています。
なんとなくイグサの香りを嗅ぐと落ち着くと感じるのは、このフィトンチッド効果のせいなのかもしれません。
【メリット②吸湿効果が高いから過ごしやすい】
イグサ畳は、余分な湿度を吸収してくれる効果があります。
人は、同じ室温でも湿度が高いと「暑い」と感じますから、湿度は快適に過ごすためには重要なポイントです。
湿気の多い夏でも、畳の上がサラッと快適なのはイグサ畳の吸湿効果のおかげ。
フローリングよりも柔らかさがあるので、畳の上にゴロンと寝転がるだけで心地よさを感じられますね。
【メリット③音が静か】
イグサ畳は吸音効果も高いため、元気に走り回る小さな子供のいるご家庭におすすめです。
バタバタと走り回っても階下に音が響きにくいんです。
しかも、クッション性が高いので、子供がうっかり転んでしまっても大丈夫。
和室と言うと、年配の方が落ち着ける場所のようなイメージがありますが、実は子育てもしやすいので、子供の遊び場やお昼寝場として活用する方が増えているんですよ。
【メリット④断熱効果も高い】
畳は熱伝導率と言って、熱を伝えにくい素材ですから、床下から来る冷気をシャットアウトすることができます。
寒い冬でも和室の床が、フローリングのようにヒンヤリ冷たくないのはイグサ畳が持っている高い断熱効果のおかげ。
断熱効果が高ければ、冷暖房効率もグンとアップしますから一年中快適に過ごすことができますね。
和室の主な使い道
和室の主な使い道は以下の3つ。
意外と「あると便利!」「和室をつくって良かった」と感じる方も多いので、家づくりに和室を取り入れようか迷っている場合は、どんな目的使うことを想定しているのかを明確にしながら考えるのがおすすめですよ。
【客間として】
来客の多いご家庭なら客間として使うことが圧倒的に多いですよね。
和室は、先ほどもご紹介したように、調湿・断熱・遮音性に優れていますから、お部屋の中がとても快適。
収納スペースを設ければ、来客用の寝具なども保管しておけますね。
【家事スペースとして】
最近の家づくりでは、客間として独立させず、リビングの一角に和室を設けるケースも増えています。
これなら家事スペースとして活用できるでしょう。
たとえば、
・洗濯物を畳む
・アイロンをかける
・お裁縫をする
など、フローリングよりもクッション性の高い畳の方が、長時間の家事がしやすいというメリットがあるんです。
小さな赤ちゃんがいるご家庭であれば、赤ちゃんがお昼寝をしている隣でママが家事を進められるのも和室の良さではないでしょうか。
【子供の遊び場として】
クッション性が高く、吸音効果の高い畳の上は、子供が動き回るスペースとしてピッタリ。
フローリングよりも柔らかさがあるので、ハイハイをする赤ちゃんやよちよち歩きの赤ちゃんが過ごすスペースとしてもおすすめですよ。
いまどきの家づくりは和室をこうして取り入れる!おすすめアイデア集
せっかく和室を取り入れるなら、有効活用したいもの。
和室をつくったはいいけれど、使い勝手が悪く単なる物置になってしまった…なんてことにならないようにしたいですよね。
そこで、いまどきの家づくりにおすすめの和室の取り入れ方をご紹介します。
【ケース①掘りごたつ式にする】
和室と言うと畳の部屋での生活をイメージする方も多いですよね。
歳を重ねると、立ったり座ったりの行為が足腰に負担がかかるということで、和室を敬遠される方もいると思います。
そこでおすすめなのが「掘りごたつ方式」。
将来的なことも考えて掘りごたつ式の和室にすれば、使いやすさが倍増します。
快適すぎて自然と家族が集まる場所になるかもしれませんね。
【ケース②リビングの一角に和室スペースを取り入れる】
間取りの一室を和室にするのではなく、リビングの一角に和室を取り入れるというのもいまどきの家づくりで多い手法です。
ママが育児や家事をしながら、和室にいる赤ちゃんの様子をみることができるということで子育て世代に特に人気です。
フローリングと畳のコントラストは、和モダンな雰囲気を演出することもでき、いまどきなおしゃれな家づくりができるでしょう。
【ケース③小上がりの和室スペースにする】
和室を個室としてつくらず、リビング内の小上がりにつくるのも人気ですよ。
あえて壁や襖で囲わないことで、開放的な空間に見せることができます。
和室があることでリビングが狭くなってしまう悩みも解消できるでしょう。
来客時はロールカーテンなどで仕切ってしまえば視線が気になりませんし、段差部分に収納スペースを設ければ省スペースでも和室を設けることができますよ。
和室を新築に取り入れる際の注意点
新築に和室を取り入れる際は、以下の点に注意し、定期的なお手入れやこまめな掃除を心がけてくださいね。
【定期的に換気をする】
吸湿効果の高い畳ですが、定期的に換気をしないとその効果を存分に発揮できなくなってしまいます。
たとえ普段あまり使っていない和室でも、週に1度は換気をしましょう。
余分な水分は、カビやダニの発生源になるので気を付けてくださいね。
【畳の目に沿って掃除をする】
ほうきや掃除機を使ってゴミやホコリを掃きだす際は、必ず畳の目に沿って行います。
目に逆らってしまうと、畳に傷がつきやすくなり、ささくれ立つ原因になるので気を付けましょう。
【基本は乾拭き】
基本的には畳は水分を嫌いますから、乾拭きをしてあげるのが長持ちさせるコツです。
汚れがひどい場合は固く絞った雑巾で汚れを拭き取るようにしてください。
ジュースなどをこぼしたままにしておくと、シミになってしまうので注意しましょう。
和室を取り入れた家づくりで畳の良さを感じよう
和室はメンテナンスが難しいというイメージが強く、また、いまどきのフローリングの家づくりとの相性が合わないと感じ、和室を嫌う方も多いですよね。
しかし、和室は畳のやさしさや快適さが魅力。
意外とフローリングとの相性も良く、和モダンな家づくりをすることもできます。
また、客間以外にも家事や育児に活用できるため、子育て世代からも人気が高いんですよ。
私たち無添加計画の家づくりでは、耐久性の高い国産イグサ畳を使用しています。
見た目も海外産のものと比べると、ツヤがあり美しい色をしています。
1本1本のイグサがしっかりとしているので、耐久性に優れているのも魅力。
さらに、イグサを育てるにあたって、人体に有害な農薬も使用していませんから、安全に使うことができるんです。
使ってみれば、その良さを実感できるはず!
和室を使った家づくりに迷っている方は、ぜひ一度ご相談ください。一緒に最適なプランを考えていきましょう。
COLUMN
他の記事も見る