初期費用0円のリース型「太陽光発電システム」

購入すると130～150万円ほどかかる太陽光発電システムですが、リースにすると、これらの初期費用が、なんと0円になります。

家を建てる際にも、ローンに含まれないため、資金計画そのものが楽になり、審査が通らないかも…という不安を解消することができますよね。

そう考えると、太陽光発電システムを導入することそのものが、もう少し身近に考えられるようになるかもしれません。

そもそも太陽光発電システムを導入すれば、電力を自家発電することができるので月々の電気代を抑えることが可能になります。

電力会社の契約内容を見直しつつ、日中に電力を自家発電すれば、効率的に電気を使うことができるでしょう。

たとえば、夜間など安い時間帯の電気料金を電力会社から「買う」・割高な電気料金の日中は、太陽光発電システムでまかなうなどすれば、効率的に電気代を節約することができます。

また、余った電力を「売る」ことができれば、より一層、家計の負担を減らしてくれますよね。

太陽光発電システムを導入すると、その後10年間は売電収入を得ることができます。

電力会社に電力を買い取ってもらい、その収入をリース契約の利用料に充てることができれば、家計の負担も抑えることができるでしょう。

リース契約であれば、そもそもの初期費用は0円ですから、売電収入でリース料をまかなうことができれば、費用負担もさほど気になりません。

リース契約が終了した後は、2ヶ月分の契約料を支払えば、返却せずとも自己所有物にすることができるというリースプランもあります。

これなら、10年間だけリース料を払い続けるだけなので、購入してローンを組み、金利を支払うよりもとてもお得ですよね。

10年間のリース契約期間内であれば、たとえ破損してしまっても、自己負担金がなくて済むというのもリース契約のメリットでもあります。

災害大国日本では、至るところで台風や豪雨、地震が起こる可能性があるため、太陽光発電システムを導入しても修理費用やメンテナンス費用の問題に不安を抱える人が多いと思います。

よく、震度6～7以上の大きな地震が、これから30年以内に起こると言われていますよね。

そんな中、せっかく設置した太陽光発電システムが、地震によって破損してしまっては大変です。

しかし、リース契約中であれば、リース会社の所有物になるので、万が一修理が必要な場合も無償で修理や交換を承ってくれます。

ただし、これらはこのようなサービス内容は、各リース会社によっても多少異なるので、事前に確認しておくと良いでしょう。

太陽光発電システムは、太陽光＝お日様の力を借りて発電する仕組みですから、当然天候に左右されることが考えられます。

そのため、日照時間が少ない秋～冬の時期や、雨の多い梅雨の時期などは、思うように発電量が得られないこともあるでしょう。

また、設置する地域や方向・角度によっても、発電量は変動しますので、想定したよりも発電量が少なく、お得に感じられないなどの失敗がないよう、事前シミュレーションをしてもらってから契約するといいでしょう。

家を建てるときではなく、後からリフォームとして屋根に太陽光発電システムを設置したいという場合は、必ず施工会社に屋根の形状や材質について確認しましょう。

太陽光発電システムと屋根の相性が悪いと、そもそも設置できないということもあるからです。

売電価格は、リース契約が終了する11年目以降から激減していきます。

加えて、太陽光発電システムの普及により、年々売電価格の相場も下がっていると言われていますので、売電収入ばかりをあてにはできないのが現実です。

しかし、多少であっても電力会社から買う高額な電力を減らし、自家発電でまかなうことができれば、家計の助けとなります。

また、蓄電池を併用することで、災害時など急な停電も対応することができるため、決して損をするというわけではありません。