外断熱とは?

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

外断熱とは、建物全体を断熱材ですっぽり包み込み、外からの熱気や冷気を遮断することを指します。

「断熱」という言葉通り、熱を断つという意味合いがあるんですね。

 

外断熱がしっかり施されていると、建物が外気温に左右されにくいので、室内がほぼ一定の状態に保たれます。

室温が一定化すれば、光熱費削減や結露予防の効果も期待でき、暮らしがとても快適になるのです。

そのため近年では、内断熱だけでなく外断熱もしっかり施す家づくりが主流となってきています。

今回は、外断熱材である「ネオポール」とは何かについて詳しくご紹介します。

外断熱材「ネオポール」とは?

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

外断熱材であるネオポールは、優れた断熱性能を持ち、外壁下地としても使えるハイブリッドな断熱材のこと。

このネオポールのもとになっているのが、「ビーズ法ポリスチレンフォーム」。

Expanded Poly-Styreneの頭文字をとって、EPSとも呼ばれています。

ネオポールは、通常のEPSボードと比べて、およそ1.3倍もの断熱性能を誇り、建物の構造体を守ってくれています。

なんと、あの南極昭和基地の外断熱材としても使われているほど信頼できる外断熱材なんですよ。

 

実はこのネオポールは、あの南極昭和基地の外断熱材としても使われているんですよ。

南極というと、私たちが住む日本では想像もつかないような厳しい寒さでしょうから、それにも勝る性能を持っているということが証明されていると思います。

実際にネオポールを使った家づくりにはどんなメリットがあるのか、以下よりご紹介します。

外断熱材「ネオポール」は耐久性が高い

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

ネオポールは、先述したとおり、寒さ厳しい南極にある昭和基地にも使われている外断熱材です。

ブリザードなどの猛吹雪にも耐えられるような素材で、特に弾性に優れているため、自由自在に曲げることができ、強い力がかかっても折れてしまうことがありません。

このような素材は、耐久性が高いだけでなく、壁にカーブをつけるなど様々なデザインにも対応することができるんですよ。

外断熱材「ネオポール」は省エネ効果が高い

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

外断熱というのは、建物の中に熱気や冷気が入り込まないよう、まるごと外気から遮断してしまうので、暑い夏も寒い冬も、外気温に左右されず、常に室内温度を一定に保つという役割があります。

外気に左右されずに室温が一定化するということは、冷暖房を必要以上に使うことがないため、省エネルギー化が図れるのです。

もちろん、光熱費の削減にもなり、家計も大助かりですね。

 

加えて外断熱材・ネオポールの凄いところは、遮熱効果を併せ持つところ。

ネオポールに練り込まれているドイツ生まれの特殊なカーボンが、鏡のような役割を担い、熱を反射することで建物からの熱損失を防いでくれるんです。

これにより、従来のEPSボードよりも断熱性能が30%もアップ。

さらに快適な暮らしを実現することができたというわけですね。

外断熱材「ネオポール」は安全性も高い!

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

ネオポールのもとになっているEPSボードは、そのもの自体が燃焼をし続けないという「自己消化性」を持っています。

構造一体で国土交通省の防火構造30分認定を取得しているほど、安全性の高さを誇っているんですよ。

万が一の火災でも、断熱材が燃え続けたり、他へ燃え移る恐れがないのは安心ですね。

外断熱材「ネオポール」は結露防止効果も

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

外断熱材として使用するネオポールには、優れた通気性があるため、柱や構造材などが湿気を帯びにくいという特徴があります。

外からは見えにくい内部構造材の結露やカビの発生を抑制し、建物そのものの寿命を延ばしてくれることにつながるんです。

日本の家の寿命は欧米諸国に比べてとても短いことで有名ですが、そう何度も建てたり壊したりするのは、地球環境はもちろん、家計の負担も大きくなります。

長く住める家をつくるには、ネオポールのような外断熱材が理想的と言えるでしょう。

外断熱材「ネオポール」はコスパが良い

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

外断熱の施工というと、高額なイメージを持つ人も多いですよね。

そのため、節約のために内断熱だけでいいかな…と思う人も少なくありません。

しかしネオポールは、一般的な外断熱乾式工法に比べて、性能も良く、軽量で作業効率も良いため、コストを大幅にカットできます。

外断熱の施工も、予算を抑えることができるというのは大きなメリットでしょう。

外断熱材「ネオポール」は地震の揺れにも強い

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

ネオポールを外壁材として使用する際は、ナノ単位の粒子を含むモルタル(コンクリート)を下塗りし、その上に特殊なネットを使って外壁全体を覆います。

これにより、地震の揺れに対する強度もアップ。

塗り壁に起こりやすい、割れやヒビも予防できるので、いつまでも美しい外観を保つことができるんです。

特に日本は災害大国と言われるほど、地震の多い国ですから、家の耐震性能を高めることは非常に重要なことです。

たとえ地震が起きても、安心して住み続けることができる家づくりというのが、これからの時代は大切になってくるでしょう。

高性能な外断熱材「ネオポール」でより快適な暮らしを

高性能な外張り断熱材「ネオポール」

断熱効果も高く、耐久性にも優れた外断熱材「ネオポール」。

目には見えない部分だからこそ、しっかりと性能を重視することで、長く安全に、快適に住み続けることができるのです。

 

私たち無添加計画の家づくりでも、外断熱材にネオポールを採用しています。

断熱、遮熱に加え、調湿性、透湿性を考えた「クアトロ断熱工法」で、より心地の良い住まいの実現を目指しているんです。

実際にその家に住む家族の健康と安全を考えているからこその「こだわり」。

50年先、100年先の未来を見据えた性能の良い家づくりを一緒に考えてみませんか。

子どもや孫へ自信を持って引き継いで行ける家を、ぜひ考えてみてくださいね。