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家のこと(新築)
2021.12.09. THU
健康にやさしい「無垢ドア」
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無垢ドアとは?フラッシュドアとの違いは?
家づくりに必要な建具にも様々な種類がありますよね。
その1つが今回ご紹介する「ドア」です。
室内ドアは、部屋と部屋をつなぐ重要な役割があり、ドア1つ取っても、お部屋の雰囲気が大きく変わるものです。
一般的に室内ドアには、以下のような無垢ドアとフラッシュドアの2つがあります。
フラッシュドアとは?
ドアの形につくった骨組みの両面に、合板などの面材を張って表面を平らに仕上げたドアのこと。
フラッシュとは、英語で「平らな、平面の」という意味があるそうです。
~フラッシュドアの特徴~
・無垢ドアに比べて軽量
・価格が安い
・ドアをつくる際に使われる接着剤などから、室内環境を汚染する有害物質が発生する恐れがある
無垢ドアとは?
無垢ドアとは、無垢材を使用してつくられたドアのこと。
1つ1つ木目の出方も違い、表情が異なるドアに仕上がるのは無垢材ならではの魅力でもありますね。
~無垢ドアの特徴~
・やや重量感がある
・無垢材のやさしさや温かみがある
・使っていくうちに味わいが出る
無垢材と言っても、好みの色やデザインに仕上げることも可能なので、フラッシュドアと比較すると、性能・見た目ともに優れていることが分かります。
今回は、そんな無垢ドアがもたらす様々なメリットについてご紹介します。
無垢ドアのメリット①健康にやさしい
無垢ドアは、フラッシュドアと異なり、有害物質を発生させるボンドや接着剤を使用していませんから、化学物質過敏症・シックハウス症候群などの発症リスクを抑えてくれるというメリットがあります。
ただし、無垢ドアと謳っている製品の中には、有害物質を含んだ接着剤を使用しているものもあるため、一概にすべての無垢ドアが健康にやさしいとは言い切れません。
最近の家づくりは、気密性が高まっているため、有害物質の揮発は、室内の空気を汚染し、その空気を大量に吸うことで健康を害してしまう危険が高まると言われています。
より安全に暮らすためにも、健康にやさしい素材を使うということは、非常に重要なことだと言えるでしょう。
無垢ドアのメリット②調湿効果がある
無垢材でつくられたドアは、木そのものが生きていますから呼吸をします。
そのときに、お部屋の中が乾燥している場合は、水分を吐き出し、ジメジメとしている場合は、水分を吸って“調湿”してくれるのです。
加湿器や除湿器と言った電化製品に頼らなくても、自然の力で湿度をコントロールしてくれるため、日々の暮らしがとても楽になりますよ。光熱費の節約にもなりそうですね。
さらに、嫌な結露やカビ・ダニの発生も抑えることができるのは、無垢ドアならではと言えます。
無垢ドアのメリット③耐久性が高い
無垢ドアは、耐久性が高いのもメリットの1つです。
傷や汚れが付いたとしても、多少であれば削ってキレイに元通り!
また、天然木ならではの風合いがあるので、時間と共に木肌の色合いの変化を楽しむこともできます。
「経年劣化」ならぬ「経年美化」と言ってもいいかもしれませんね。
無垢ドアのメリット④バリエーションが豊か
無垢ドアというと、シンプルなものをイメージされる方が多いですが、実は色やデザインのバリエーションがとても豊富です。
もちろん、自然由来の塗料を使い、塗装することも可能です。
無垢材ならではの性能や品質を損なわず、お部屋の雰囲気に合わせて、色やデザインを自由に選べるのはとても贅沢ですね。
無垢ドアのメリット⑤地球環境にもやさしい
無垢材でつくるドアは、万が一廃棄をする際にも安全に地球に戻すことができるというメリットがあります。
これは、産業廃棄物として処理されるフラッシュドアとの大きな違いです。
地球環境問題については、世界的にも非常に注目度の高い問題です。
このように建材1つをとっても環境に配慮することが大切だと言えるでしょう。
これから先の未来を担う子どもたちのためにも、地球にやさしい素材を使用した家づくりを考えてみるといいかもしれません。
無垢ドアを使用する際の注意点
無垢材でつくるドアは、先述したとおり、木が「呼吸」をしています。
そのため、無垢材そのものが含む水分量が変化し、膨張や収縮することがあるのです。
ドアそのものが膨張・収縮を繰り返すと、床との間に隙間が出来たり、ドアが反って開け閉めしにくくなったりすることもあります。
特に脱衣所など湿気を含みやすい水廻りのドアは要注意!
多少の反りや歪みが生じることは、無垢ドアの特性であるということをあらかじめ理解しておくようにしましょう。
無垢ドアで温かみをプラス!
無垢材でつくるドアは、天然木ならではの温かみがあり、空間をやさしくオシャレにしてくれる良さがありますよね。
これに加えて、優れた調湿効果や無垢材から発せられる「フィトンチッド」という物質によるリラックス効果は、そこに住む家族にとってより暮らしやすい空間となるでしょう。
「たかがドア」と思わず、家づくりをする際には、どんな建材を使うことが望ましいのか考えてみるといいかもしれませんね。
私たち無添加計画では、今回ご紹介したような無垢ドアや無垢フローリングなど、自然由来の素材にこだわった家づくりを推奨しています。
人生100年時代と言われる今だからこそ、一度建てたら長く快適に住み続けられるような、そんな住まいづくりを一緒に考えていきましょう。
COLUMN
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