家づくりノートとは?

家づくりノートをつくろう!つくるメリットや基本の書き方を徹底紹介

家づくりノートとは、これから注文住宅で家を建てようと考えている方におすすめのものです。

どんな家をつくりたいのか?

どんな暮らしがしたいのか?

…など、家づくりに対する考え方やイメージを書き出すためのノートです。

 

家づくりノートを1冊つくるだけで、「やっぱりこんな家を建てれば良かった」などという、後悔が少なくなるでしょう。

よく「家は3度建てないと納得のいく家づくりができない」なんて言いますが、人生で3度も家を建てられる人はそうはいませんよね。

限られた時間とお金のなかで、自分の思い通りの家づくりに近づくために、家づくりノートを活用していきましょう。

家づくりノートをつくるメリットは?

家づくりノートをつくろう!つくるメリットや基本の書き方を徹底紹介

家づくりを始めよう!…と思っていても、一体何から始めれば良いかわからない人は多いもの。

そこで役立つのが家づくりノートです。

家づくりノートをつくると、以下のようなメリットがあります。

 

家づくりは家族みんなで考えよう!理想の家を建てる4つのステップとは?

メリット①情報が整理できる

家づくりノートをつくると、これまで漠然と「こんな家に住みたい!」という考えを細かく整理することができるので、頭の中がスッキリします。

情報が整理されると、実際に家づくりを依頼する会社との打合せの際に、より具体的にイメージを伝えることができるので、後悔なく家づくりを進めていくことができるでしょう。

メリット②家族とイメージを共有することができる

家づくりノートは、新居に対する要望やイメージを書き出していくので、家族それぞれの考えを「見える化」することができます。

これにより、家族でお互いにイメージを共有することができるので、家族間での話し合いがしやすくなるでしょう。

お互いの意見・アイデアを交換し合うことで、誰にとっても暮らしやすい家づくりをすることができますね。

 

メリット③暮らしについて考えるきっかけとなる

家づくりノートに、様々なことを書き出していくと、自然と自分たちの暮らしについて考えるきっかけができます。

「どんな暮らしがしたいのか?」

「どんな家に住みたいのか?」

などを改めて考えることができるので、より暮らしやすい家づくりを実現することができます。

家づくりノートの書き方

家づくりノートをつくろう!つくるメリットや基本の書き方を徹底紹介

では早速、家づくりノートを書いてみましょう。

ポイントは、家族それぞれで書くこと。

小さなお子さんの場合は、理想の家をイラストにしてもらうといいかもしれませんね。

STEP1.現状の不満を書き出す

まずは、家づくりノート専用の1冊を用意しましょう。

そのノートに、現状の不満をどんどん書き出していきます。

たとえば…

◎室内が寒い

◎ベランダが狭い

◎玄関が狭い

◎キッチンの収納が少ない

など。

 

暮らしの中で生じる不満や不具合は、その時のシチュエーションになって初めて気が付くことが多いものです。

不満を書き出そう!…と思っていても、なかなか思いつかないこともあると思います。

そんな時は、リビングなど家族みんなが目に触れる場所に「目安箱」のようなものを設置し、それぞれ思いついた時に、暮らしの中のちょっとした不満をメモして、どんどん箱に入れてもらうと良いでしょう。

 

子供にも参加してもらうことで、大人では気が付かないポイントに気付くことができるかもしれませんよ。

STEP2.どんな家に住みたいか?やりたいことを書き出す

新たに建てる家でどんな生活をしたいか?何をしたいか?をイメージしましょう。

 

たとえば…

◎ペットを飼いたい

◎お庭でバーベキューがしたい

◎お料理教室を開きたい

◎広いお庭で家庭菜園がしたい

◎パパ専用の書斎が欲しい

◎シアタールームをつくりたい

など。

家族それぞれがやりたいこと・やってみたいことを書き出します。

ここでポイントなのが、具体的なイメージを持つことです。

 

ただし、誰かの意見ばかりに偏ってしまわないよう、家族それぞれの要望を持ち寄ることが大切です。

STEP3.どんな設備が欲しいか?を書き出す

どんな設備や機能を持つ家に住みたいか?ということも考えましょう。

たとえば…

◎エネルギーを自家発電できる太陽光発電を導入したい

◎吹き抜けやロフトが欲しい

◎省エネ家電を設置したい

◎体にやさしい自然素材を使いたい

など。

 

それぞれの要望を書き出したら、それを導入した時のメリットやデメリットについても書き留めておくといいです。

というのも、様々な設備を導入したり、機能性を高めたりすると、費用がその分かかってしまうので、果たして本当に必要な設備であるかを見極めなければならないからです。

 

今後ショールームなどに行ったり、専門家の意見を聞いたりしたら、その時に感じたことや新たに得た情報をプラスしておくと、優先順位を決める際の参考になるのでおすすめですよ。

 

STEP4.デザイン・雰囲気について希望を書き出す

次は家の外観・内装のデザインや雰囲気について希望を書き出します。

ナチュラル系の家が好みであるとか、極力シンプルな家にしたいとか…様々なイメージがあるでしょう。

雑誌やインターネット、SNSなどを利用し、好みのデザインの写真を切り取り、スクラップしていくといいかもしれませんね。

 

見た目のデザインや雰囲気は、フィーリングで「いいな」と思うことが多いので、気になるものがあれば、どんどん切り出し、家づくりノートに貼っていきましょう。

言葉で表現するよりも、写真の方が、よりイメージが伝わりやすいです。

 

STEP5.優先順位をつけていく

家族それぞれが持ち寄った様々なアイデアをもとに、どれを優先にしたいか?を話し合います。

家づくりは予算や土地面積に限りがあるものです。

必ずしも家族全員の希望を叶えることができないこともあるでしょう。

そんな時の為に、「これだけは譲れないもの」と「そうでないもの」を家族で話し合いながら決めておきます。

書き出した要望やアイデアに○△×の記号を付けておくと分かりやすいですよ。

 

家づくりノートを作成する際の注意点

家づくりノートをつくろう!つくるメリットや基本の書き方を徹底紹介

家づくりノートをつくる際は、以下の点に注意しながら進めていきましょう。

丁寧にノートを書いていくと、よりスムーズな家づくりにつながっていきますよ。

注意点①家族みんなで話し合う

お金を出すのはパパだから…と言って、子供の意見を全く聞き入れないのはNG。

一緒にそこに住む家族全員の意見を平等に聞くことが大切です。

子供は柔軟な発想ができますから、意外と大人以上に自由なアイデアが浮かんで、素敵な家づくりができるかもしれませんよ。

 

注意点②要望を書き出す際は「ゾーニング」する

ゾーニングとは、家の中を区分けすること。

リビング、ダイニング=パブリックゾーン

寝室、子供部屋=プライベートゾーン

トイレ、キッチン=サービスゾーン

などのように、種類別で仕分けすることで、より分かりやすくイメージすることができますよ。

 

注意点③理想だけでなく現実的な項目も加える

家づくりノートは、理想だけ書き並べていては、次のステップへ進むことができません。

必ず、以下のような現実的な必須項目についても書き加えておきましょう。

・家づくりの予算

・土地の場所や環境

・家族のライフプラン

・ライフスタイルや生活リズム

など。

 

これらをしっかり明確にすることで、いざ家づくりを本格始動する際にも、計画的に進めることができます。

現実的なことからあまりにもかけ離れてしまわないよう、現実的な側面もしっかり家づくりノートに書き留めておいてくださいね。

家づくりノートを使って悔いのない家づくりを

家づくりノートをつくろう!つくるメリットや基本の書き方を徹底紹介

いかがでしたか?

家づくりノートをつくるというのは、少々面倒な部分もありますが、頭の中の考えをスッキリまとめることができるので、とてもおすすめ

今回ご紹介したような手順で、家族みんなと話し合いながら、楽しく家づくりを進めていきましょう。

 

私たち無添加計画では、家を建てる前に、ライフプランの実施をおすすめしています。

将来的にどんな暮らしがしたいか?資金はどのくらい確保できるのか?など、様々な側面から、無理のない家づくりの実現に向け、専門家がしっかりアドバイスさせていただきます。

 

今回ご紹介したような、家づくりノートやライフプランをもとに、悔いのない家づくりを一緒に考えていきましょう。