住宅市場動向調査に学ぶ!最新の住宅事情とは?

最新住宅トレンド事情!ニューノーマルな時代に求められる家づくりの5つのポイント

新型コロナウイルスが流行し、早2年…。

これまでとは全く違った生活スタイルに戸惑いを覚えた方も多いかと思います。

そんな中、家づくりについても状況が変化しているのをご存知でしょうか。

そこで今回は、毎年国土交通省が調査・公表をしている「住宅市場動向調査」(※)の最新版を参考にしつつ、コロナ禍で変化した最新の住宅トレンドを見ていきたいと思います。

 

ニューノーマルな時代に求められている家づくりとは一体どんなことなのか?

皆さんも一緒に考えながら、より快適性・安全性・利便性に富んだ家づくりを目指しましょう。

 

※出典元:国土交通省HP「令和3年度住宅市場動向調査」

https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001477550.pdf

 

【家づくりに求めるのは「高気密高断熱」の快適性へ】

令和3年度の住宅市場動向調査を読み解くと見えてくるのが「住まいの快適さ」。

 

注文住宅を選んだ人の理由の多くは、

・高気密・高断熱住宅だから…63.1%

・デザインが気に入ったから…58.6%

・災害への安全性が高いから…52.2%

となっています。

 

これまで多くの人がデザイン性に注目して家づくりをしていたのに対し、だんだんと「快適性」と「安全性」も重視し始めたことがわかりますよね。

 

高気密高断熱な家は、一年中外気温に左右されず快適に過ごすことができ、必要以上に冷暖房を使用しなくて済むというのが魅力。

お家時間が長くなったからこそ、住環境の快適さを求めている人が増加しているということかもしれませんね。

【人生100年を考えた家づくりにも注目】

少子高齢化社会が問題視されている日本では、注文住宅も「人生100年」を考えた家づくりがトレンドに。

高齢者対応設備である「手すり」「バリアフリーな室内」「浴室・トイレの暖房設備」「車いすで通行可能な幅のある廊下」など、家づくりを機に、新たに設置したという方が多いようです。

 

このような住宅設備というのは、なにも高齢者だけにメリットがあるわけではありません。

介護する側にも「介護がしやすい」「介護ストレスが軽減される」という良さがあります。

また、子育て世帯であれば妊婦さんや赤ちゃんに優しい家づくりにもなりますよね。

そのため、高齢者がいる・いないに関らず、このような設備を予め設けておく家庭もおり、将来を見据えた家づくりに注目が集まっていると言えるでしょう。

 

【省エネ設備は当たり前の時代?!】

高齢者向け設備だけでなく、注目すべきは「省エネ設備」。

地球温暖化対策や高騰する電気代などへの対策として、家づくりに省エネ設備を導入する方も多いようです。

 

二重サッシまたは複層ガラスの窓を導入した人は、注文住宅(建て替え)では87.8%、注文住宅(新築)では79.6%にも及び、建てる前と比較すると、大幅に増加していることがわかります。

また、太陽光発電システムに関しても、注文住宅(新築)を建てる前はわずか3.5%の設置率だったのに対し、建てた後では42.5%へ増加していることがわかります。

 

在宅ワークなど自宅にいる時間が長くなったことで電気料金の増加に悩む人が多いでしょうから、このような省エネ設備を設け、少しでも家計の助けにしたいと思っているのかもしれませんね。

 

特に窓は外気の影響を受けやすい場所ですから、北欧や北米と言った寒冷地のように二重サッシや複層ガラスを取り入れることで、寒さ・暑さ対策をすることができるでしょう。

断熱気密性を高めるという意味でも、二重サッシや複層ガラスを取り入れることは非常におすすめですよ。

ニューノーマルな時代に求められる家づくりの5つのポイント

最新住宅トレンド事情!ニューノーマルな時代に求められる家づくりの5つのポイント

これまでご紹介したように、今どきの家づくりは新しい生活スタイルを意識したものとなっています。

ニューノーマルな時代に即した家づくりをし、日々の疲れを癒してくれる…そんな快適な住まいを実現させましょう。

 

【充実の玄関収納で花粉もウイルスもシャットアウト】

近年のトレンドと言えば、玄関収納。

これまでシューズボックスだけしかなかったご家庭も、バッグやコート、子どもの公園遊びグッズまで一ヶ所にすっきり収納できる充実の玄関収納を家づくりに取り入れる人が多いようです。

「ただいま~」のあとも、コートやバッグを玄関収納に置いておけば、リビングにウイルスや花粉を持ち込む心配がありませんね。

 

ついコートやバッグを「床置き」してしまう方にもぴったり。

床置きをすると掃除がしにくくなるだけでなく、生活感も出てしまうので玄関収納スペースを広く設けるのがおすすめですよ。

 

【家族それぞれが利用できるワークスペース】

ニューノーマルな時代に即した家づくりには、家族それぞれが利用できるワークスペースの確保も必須ですね。

子供から大人まで、在宅ワークやオンライン授業を受ける時代ですから、家の様々なところにワークスペースを設け、互いに集中できる環境をつくる方が増えています。

 

ワークスペースのタイプも以前はオープンタイプのワークスペースが主流でしたが、仕事や勉強のしやすい個室型もしくは半個室型がトレンド。

将来的にワークスペースが不要になったとしても他の用途に使えるように、間仕切りは可動式にしたり大型家具などを利用したりするケースも増えています。

 

【玄関直ぐの洗面台で手洗い習慣を】

注文住宅に限らず、マンションなどの集合住宅でも人気が高まっているのが玄関すぐの洗面スペース。

帰宅後リビングに行く前に洗面台があることで手洗い習慣を身につけやすいと感じている人が多いようです。まさにコロナ禍でのトレンドですよね。

 

玄関直ぐの場所に洗面スペースを設けられない場合は、玄関から洗面スペースへ直行できる動線を確保する場合もあります。

【フレキシブルな間取りで将来を見据えた家づくり】

長く快適に住まう家づくりを求める人が多い中、人気なのは“自由度の高い間取り”。

ここは子供部屋、ここは書斎…などと最初から位置づけず、将来的に変更できるようなフレキシブルな家づくりを希望する方も多いですよね。

 

家そのものの耐久性や暮らしやすさが上がれば、補修をしながら何年も住み続けることが可能になります。

親から子へ。子から孫へと受け継いで行ける家だからこそ、家族構成に合わせて変化・進化を遂げられるフレキシブルさがこれからの家づくりのトレンドと言えるでしょう。

 

【時短家事を叶える設備の導入】

お家時間が増加したことで主婦の負担が大きくなったと感じる方も多いですよね。

共働き世帯も増えていますから、なるべく家事の負担を減らせる「時短家事」設備の導入に人気が高まっています。

 

たとえば、

・広々キッチン

・在庫管理しやすいパントリースペース

・衣類の整理がしやすいファミリークローゼット

など。

 

そして最も注目度が高いのが「ガス衣類乾燥機」です。

従来の電気式と比べると圧倒的なパワーを誇っているため、衣類を乾燥させる時間が大幅に短縮されるというのが大きなメリット。

洗濯は家事の中でも作業工程が多い為、忙しい主婦の負担は大きいですよね。

「洗う→干す→取り込む→畳む→しまう」という洗濯の工程も、ガス衣類乾燥機を使えば「干す→取り込む」という作業が短縮されますから、家事効率が断然アップします。

新たな住宅設備として今後もトレンドが継続しそうですね。

新時代を意識した家づくりでお家時間も快適に過ごそう

最新住宅トレンド事情!ニューノーマルな時代に求められる家づくりの5つのポイント

これまでの暮らしとは一変し、新たな時代がやってきたとも言える今。

家づくりにも求めることも変わってきています。

おしゃれで華やかなデザイン性重視の住まいよりも、健康で快適に長く安全に暮らせる住まいを求めている人が増えているのです。

これから家づくりを検討している方は、今回ご紹介したようなことを踏まえながら人生100年を考えた「先を見据えた家づくり」について考えてみてくださいね。

 

私たち無添加計画も、大切な家族のために長く豊かで快適な暮らしができる家づくりをおすすめしています。

たった30数年で住めなくなってしまうような家づくりではなく、100年先の未来もずっと続いていけるような、そんな家づくりを理想としています。

 

高気密高断熱高耐久の家づくりにこだわり、小さな子どもから大人までどの世代にもやさしい自然素材を使った家づくり。

住んでみればその良さを実感してもらえるはずですよ。

ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。私たちと一緒に満足のいく家づくりをしていきましょう。